樺細工
 桜皮の「渋い赤紫の色調」と「磨けば肌艶が漆の如く光る」光沢、「横には裂けやすいが、縦にはとても強く、並々の力では裂くことが出来ぬ」強靭さを生かした「天賦の恵みに頼る仕事」

 と、柳宗悦は樺細工のことを評しています。秋田の民藝については「手仕事の日本」の中で、「秋田春慶」や「楢岡焼」、「あけび籠」など様々なものが紹介されていますが、その中でも「樺細工」は特に評価されている印象を受けます。
 冒頭には「これは充分に(他国に)誇るに足りる品物といわねばなりません」とあります。べた褒めですね。実際に樺細工はヨーロッパ方面で人気、というような話も聞いたことがあります。
 個人的には模様が加わったモダンな製品よりも、シンプルで伝統的な品のほうが惹かれるものがありますね。
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素筒茶筒・無地皮 しっかりとフタが収まるので、密閉している感じがよくわかります

参考文献 柳宗悦「手仕事の日本」
        「柳宗悦全集 第十一巻 樺細工の道」
by yadoya-sanpei | 2013-02-22 18:38 | Comments(0)
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