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ミズナラの向こう側
 見つけた人がその喜びのあまり舞い踊るというキノコ、舞茸。野生のものは特にミズナラの根元に塊になるのですが、数十本のミズナラを覘いても、見つかることは、ごく、稀なことであります。が、本日は山の恩恵に与り、めでたく発見。ひとつひとつがあまり大きくはなく、ばらついたものではありましたが、感謝感謝なのです。親父、舞い踊る。
 他の収穫はヒラタケ、ヌキウチ(エゾハリタケ)でした。やはり今年はキノコの季節も遅めのようで、まだまだ若いヌキウチでした。カノカ(ブナハリタケ)、ナメコ、サワモタシなどが採れ始める本格的なキノコパレードにはもうひと月ぐらいでしょうか?
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舞茸
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ヌキウチ
by yadoya-sanpei | 2011-09-24 18:03 | Comments(0)
思い草
 前回の記事で、白洲正子の本を引用しましたが、その中にススキと思い草を生けた写真がありました。「これは」とインスピレーションを受け、(早い話、パクってしまおう、と。)ススキを採ってきました。南蛮ギセルのほうは、発見ならず。ススキの寄生植物のはずですが、発見ならず。寄生植物というと、なんだか不穏な響きですが、不思議な浮世離れした感じがあり、私は好んでいます。ザンネン。しかしながら、ススキだけでも風流の心もちがしないでもない。大したものです。ススキ。
 さて、話は変わって、そろそろキノコの時季です。昨年、一昨年のブログを読み返しますと、9月の今頃にはヌキウチ(エゾハリタケ)が採れていましたが、今年はまだ採れていません。春の山菜もそうでしたが、今年はぜんたいに、山のたよりが遅めのようです。今年のキノコ第一号は「マスダケ」。ばあちゃんが採ってきてくれました。そろそろ気合を入れてキノコモードに入るかな・・・。
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マスダケ(マスタケ) 三平では湯がいてから、だし・しょうゆなどで煮付けにします。
by yadoya-sanpei | 2011-09-17 12:56 | Comments(0)
嵐のあとのこと
 「嵐のあとほど気持のよいものはない。こと田舎に住んでいると、自然の脅威は都会よりひどく感じるためか、事なく済んだあとの喜びも大きい。木も草も、ほっとした表情で、青空をあおいでのびのびと呼吸している。」
 と、白洲正子は随筆「嵐のあと」のなかで述べています。嵐が過ぎ去り、青空が広がる今朝のこと。三平ではのびのびと呼吸していないものがおりました。玄関先をみてみると、一匹の金魚がかぷかぷと逆さまになっています。「これはいかん」と、すぐに別の水槽に引越し。しばらくはかぷかぷしていましたが、二時間後にはまるで別の生き物のように元気に泳いでいました。よ、よかった。
 しかしながら今回の台風12号、紀伊半島においては過ぎ去った今でも土砂災害の可能性があるそうで、安心できる状態にはないようです。また、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
 冒頭の文章のあとにも「せっかくの爽快な気分も、朝刊で暗くなることが多いのだが、…」と続き、文明の発達と自然の脅威について見事に書き上げられています。昭和36年に書かれた文章ですが、今再び読んでみても納得するところの多い、私の好きな随筆のひとつです。
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嵐のあと、不動滝にて

引用 白洲正子「雪月花」より「嵐のあと」 神無書房 1991
三平の本棚にありますので、興味のある方は是非。
by yadoya-sanpei | 2011-09-08 20:11 | Comments(0)