犬っこまつりの由来
先週末の大荒れの天気にはマイッタ、昨日その後片付けで、マブかきをし屋根に出来た吹き溜まり(風の影響で雪が一箇所に溜まる現象かな)の雪下ろしをした。今日は大変に穏やかな天気です。13日~14日に行なわれる犬っこまつりもこの調子で行くと良いですね、
犬っこまつり由来
元和の頃のお殿様とだけ申し伝えられておりますが、佐竹南家は、さて、義種様のことでございましょうか、あるいは、そのあとをお継ぎになられた義章様のことでございましょうか。古書のたぐいをひもといてみてもしかとは定めかねる遠い昔のことになってしまいました。ともかくも、ときのお殿さまのお手柄が今に伝わる「犬っこまつり」のそもそもの起源につながるというお話でございます。
当時のことでございますからどの地方にも盗っ人や追い剥ぎのたぐいはいたのでしょうがとりわけ、この土地には大胆不敵な大盗賊が跳梁跋扈、白昼堂々、民家に押し入っては人々をふるえおののかせていたとのことでございます。
この一味は夜討ち朝駆けなどという姑息な手段に頼らずとも民家を襲うぐらいはいともたやすいという傲慢な考えからでございましょうか、みずから「白討」と称してはばかることがなかったとのこでございます。
この不適としか言いようのない「白討」一味に、ときのお殿さまが、「良民のためにも許せぬ輩」と激怒なされ、みずからの手で一網打尽、みごと一味を搦めとらえるというお手柄をあげられたのでございます。
そもそもは雪深いみちのくは湯沢、心つましくもおだやかなこの土地の人々をただ一つ、不安と恐怖におとし入れた「白討」一味の所業でございましたが、お殿さまの果敢なお働きで再びこの土地には心やすらぐおだやかな生活蘇ったのでございます。
こんなことがありまして、やがて雪しんしんと降りつももるお正月、どこの家々でも久しく忘れていた何の憂いもないお正月を心ゆくまで楽しむことができました。
このしあわせが、再びかつてのような恐怖にまい戻ることのないように「白討」に襲われたあの恐怖は一夜の夢でありますように、この土地のだれかれともなく、お正月は15日、満月の夜ともなりますと魔よけ厄ばらいのおまじないに家々の軒端に雪でかためたお堂をつくり、お餅で小さなかわいい犬をかたどって、お灯明といっしょにお飾りにして、幼い掌の子どもたちまでがひたすら平安な日々のつづきますことをお祈りするようになっていったとのこでございます。
ときは元和と申しておりますから、いずれ360有余年の昔のことでございます。
詩情豊かな雪国の風物詩として、今では多くの人々に親しまれている民俗行事のひとつではございますが、その由来も忘れがちな「犬っこまつり」の起源のひとくだりを、せめてのちの世に伝えていただければと「言の葉」をかさねてまいりました。
お聞き苦しいところは、かたりべの不才に免じてひらにご容赦あられたく、
                        伏して赤面
                          かたりべ  かしこ
とありました。元和(げんな) 1615年~1624年
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湯沢まなぐ凧 小野育郎さん作
by yadoya-sanpei | 2010-02-08 19:01 | Comments(2)
Commented by あきたおばこ at 2010-02-13 08:49 x
横手かまくら・湯沢犬っこ・六郷かまくら?・それを目当てで行った訳じゃ無かったのに・・・・なんだか特しちゃった(笑)そのうえ三平のお風呂につかり・おいしいお酒と食事。もう大満足の自分がいます。
風呂から眺める風景、私的には冬が一番好き!そして思い出すことは、只一つ。まだまだ笑って語れる事では無いけどいつかきっとと・・・信じている。処であの山の名前何というのでしょうか?そして登れるのでしょうか?夢はふくれるばかりです。
小さな旅は、思いがけなく大きな旅になりました。
ありがとうございました。
Commented by 三平 at 2010-02-14 10:04 x
あきたおばこさん、いつもご利用ありがとうございます。
風呂から見える山には特に名前はないです。地元では川の向かいにあるので向山などとよばれています。登山道はありません。藪山ですので雪が安定するこの時期に、裏側から登ると楽しいのではないのでしょうか、計画がありましたらご一報下さい。
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